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(Tさん/パート)
Tさんが婦人科を受診したのは28歳の時でした。
この2年ほど前から、下腹部のしこりに気づいていましたが、
ほうっておいたのでした。
検査の結果、しこりは子宮筋腫だろう、といわれました。
超音波検査(エコー)による診断です。
さらにくわしく検査してもらうと、
子宮筋腫が、ちょうどおへそのあたりまでありました。
医師から、これは妊娠6ヶ月ほどの大きさだといわれました。
Tさんには、しこりを感じていた以外、
これといった症状はありませんでした。
過多月経であるとか、月経痛や貧血などもありませんでした。
しかし、この大きさの子宮筋腫をかかえていては、
とても妊娠どころではない、と医師にいわれ、
すでに結婚4年目のTさんは、そろそろ子供を、と考えていた時期でもあり、
手術を決心しました。
手術前の精密検査を受けました。
子宮卵管造影検査で、Tさんの子宮筋腫は
しょう膜下筋腫で、両側の卵管はよく通っていて大丈夫なようでした。
子宮がんの検査にもパスしました。
つまり、あまり重い症状ではないとのことでした。
Tさんは手術を受けました。
子宮筋腫は、予想どおりしょう膜下にあって、
1個だけでした(これは珍しいことです)。
取り出した筋腫は大きなもので、1キロ近くありました。
Tさんのおこなった手術は、
子宮をすべて摘出する単純子宮全摘術ではなく、
筋腫だけを取り除く筋腫核出術でした。
妊娠を希望しているのですから、当然の選択です。
術後の経過は順調でした。
この手術から4年たち、
Tさんは妊娠しました。
やがて、Tさんは無事出産しました。
帝王切開でした。
帝王切開になることは、筋腫核出術をうけるときに、
すでに知らされていたので、問題はありませんでした。
Tさんはいま元気に働いています。
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