へその緒(鉗子・吸引・帝王切開)



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へその緒とは?

赤ちゃんは胎盤を通してママから栄養や酸素を受け取っています。
へその緒は、そのライフラインとなっているものです。
へその緒の中心には、静脈が2本、動脈が1本通っています。
これらを保護するために、ワルトンゼリーというゼリー状の物質がまわりを覆っていて、
さらに、強度を増すために、ねじれが加わっています。

へその緒の長さは、通常、50〜60センチです。
この長さだと、ときとして、赤ちゃんの体に巻きついてしまうこともあります。
これを「さい帯巻絡(さいたいけんらく)」と呼んでいます。

さい帯巻絡はけっこう高い頻度で起きています。
全妊娠の20〜25パーセントといわれています。

そして、そのうちの90パーセント以上が、首に巻きついているものです。
つまり、へその緒がからまった場合、ほとんどが首にからまるわけです。

からまる場合、1回巻いているだけのことが多いのですが、
2回以上巻いているケースもあります。

首以外では、手足や胴体に巻きつくこともあります。
しかし、手足や胴体の場合は、ゆるく巻きついていることがほどんどで、
赤ちゃんや妊娠経過に直接的影響を与えることはありません。

へその緒が赤ちゃんに巻きつくのは、
赤ちゃんが羊水のなかで自由に動き回っているうちに、
たまたま巻きついたものと考えられています。


鉗子、吸引、帝王切開

へその緒が巻きついていても、多くの場合、
お産は問題なく進行します。

超音波検査で巻きついていることが確認された場合でも、
医師が経膣分娩で問題ないと判断できれば、
妊婦さんには、あえて、巻きついている事実は伝えないケースもあります。
これは、妊婦さんによけいな不安を与えないための配慮です。

もちろん、問題になるケースもあります。
へその緒の巻きつき方が悪くて、赤ちゃんがスムーズに下りてこられない場合、
へその緒が圧迫されて、赤ちゃんが低酸素状態になったとき、
さかごで破水をして、へその緒が赤ちゃんより先に出てしまう恐れがある場合、
こういったケースでは、
鉗子分娩(かんしぶんべん)、吸引分娩、帝王切開などになることがあります。


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