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妊娠中毒症は、ママにも、赤ちゃんにも、大きな影響が

妊娠中毒症の症状が重症化すると、
赤ちゃんに栄養や酸素が届きにくくなって、
赤ちゃんの発育に影響が出てきますし、
「胎児仮死(たいじかし)」を起こすこともあります。

また、ママのほうは出血量が多くなったり、
全身がけいれんを起こして意識不明になる
「子癇発作(しかんほっさ)」を起こしたり、
「脳出血」を起こしたりする危険があります。

お産の前に胎盤が出てしまう「常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)」に
なるのも、妊娠中毒症の人に多いことがわかっています。


妊娠中毒症を重症化させないために:早期発見

母子ともに危険にさらされることが多い重症の妊娠中毒症にならないためには、
早期発見が大切です。
健診でむくみがあったり、
尿タンパクが出たり、
最高血圧が140以上、最低血圧が90以上になったりしたときは、
妊娠中毒症の可能性があり、
症状に応じた対策が必要になります。

妊娠中毒症の治療法は、
まず第一に安静にすることです。
横になっていると、体にかかる負担が減り、
腎臓に流れる血液が多くなります。
すると、むくみがとれて、血圧もしだいに下がっていきます。
そして、低カロリーで塩分控えめの食事を心がけましょう。


軽度の妊娠中毒症は、自宅で安静を

妊娠中毒症が軽症の場合は、自宅で安静にします。
家事は最小限にして、なるべく横になるようにしましょう。
食事は1日に1800キロカロリー程度におさえます。

もし重症になると、入院して安静にします。
入院すると、しっかり安静を保つことができるので、
症状がひどくても短期間でよくなるケースが多くなります。
食事は1日1600キロカロリー程度のものが出されます。
それでも改善しないで、赤ちゃんの状態も思わしくないときは、
帝王切開などで早めにお産にもっていく場合もあります。


妊娠中毒症:塩分について

これまでは、妊娠中毒症の治療には、塩分制限が行われてきました。
しかし、最近では、塩分制限は必要ではなく、
むしろ、厳格な塩分制限がママの体内を循環している血液量を減らし、
高血圧を悪化させる、という指摘が出てきているようです。

いままでの塩分制限は、軽症の場合でも、
1日7グラム以下、
重症の場合は、1日3〜5グラム以下としていました。

しかし、現在では、極端な塩分制限はせずに、
1日7〜8グラム程度となっています。

正常な妊婦さんの場合は、
1日10グラムが目安ですから、減塩を心がけることが必要です。
つまり、極端な減塩は必要ないものの、
ある程度の減塩は、やはり、必要だと認識しておいてください。




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