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胎盤の役割
胎盤というのは、子宮壁についている円盤状の器官で、
ママのではなく、赤ちゃんの体の附属物です。
「絨毛(じゅうもう)」という細かい血管が集まっていて、
受精卵が子宮内に着床したときから少しずつつくられていき、
妊娠4ヶ月の終わり頃には完成します。
その後、赤ちゃんの成長とともに大きくなっていき、
出産のときには直径15〜18センチ、厚さ1.5〜2センチ、
重さ500グラムていどにまで達します。
胎盤はおおまかに見ると3層構造になっていて、
赤ちゃん側からの血管、
細かい絨毛血管が張りめぐらされた「絨毛間腔(かんくう)」、
母胎側からの血管、からできています。
母体の血液から酸素や栄養を受け取ったり、
赤ちゃんの血液から二酸化炭素や老廃物を母体に戻すというやりとりは、
絨毛間腔で行われますから、
母体の血液と赤ちゃんの血液が直接混ざり合うことはありません。
胎盤は、さまざまな臓器の代わりをしている
胎盤は、赤ちゃんがママの体の外に出るまでの間、
いろいろな臓器の役割を一手に担っています。
ママの血液から酸素を受け取り、
いらなくなった炭酸ガスをふたたびママの血液に戻す肺の働き、
栄養物を取り込み、老廃物を排出する消化器や腎臓、肝臓の働きのほか、
赤ちゃんに必要な抗体を取り込みつつ、
有害物質や細菌をシャットアウトする働き、
また、妊娠継続のためのホルモンを作り出す働きもしています。
胎盤のトラブル
1)前置胎盤(ぜんちたいばん)
通常なら上の方についている胎盤が、
子宮口の一部または全部を覆う状態でついていること。
出血を起こしやすく、
帝王切開になる確率も高くなります。
2)低置胎盤(ていちたいばん)
胎盤の位置が通常よりも低い状態。
子宮が大きくなるのにともない、
胎盤の位置も上がっていきますが、
妊娠後期になっても低い場合は前置胎盤と同じような心配が出てきます。
3)常位胎盤早期剥離
赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれてしまうこと。
赤ちゃんは酸素を受け取れなくなり、
生命の危険も出てきます。
母体は子宮内での大出血が心配です。
突然、おなかの激痛があったときは受診してください。
4)胎盤機能不全
胎盤の働きが悪くなって赤ちゃんに酸素や栄養を運べなくなってきた状態。
妊娠中毒症や出産予定日を2週間以上過ぎた「過期妊娠(かきにんしん)」のときなどに
起こることが多いものです。
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